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名詞
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標準
文例 · 用例
薬を飲ませて裸にしといちゃ差引|零じゃないか、卵を食べさせて男に蹂されりゃ、差引欠損になるじゃないか。
葉山嘉樹 淫賣婦 青空文庫
おれたちは、十分に組織された暴力をもって傷つけられる上に、まだ足りないで、自分自身の暴力まで用いて、自分を傷つけるんだ」 小さな伝馬は、その危険なる海上を、その暗黒の中に、船長の地位も権力をも完全に蹂して、まるで冗談のように、クルリクルリと揺れて、一つところにかろうじて漂い得ていた。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
全く船長にしてみれば、その誇りを傷つけられ、自分の優越感を裏切られ、自分の特権を蹂され、ことに彼さえもまだ遠慮していたのに、「女郎買い」に行ったことは、彼を「愚弄」することはなはだしいものであった。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
この地上には、むやみに多くの権利が、他の権利を蹂することによって存在してる。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
それを、あなたは、そのわずかな誇りを踏みって、無理矢理、口を引き裂いても愛の大声を叫ばせようとしているのです。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
それから主人の迎附けがあって、その案内に従い茶席におそるおそるり入るのであるが、入席したらまず第一に、釜の前に至り炉ならびに釜をつくづくと拝見して歎息をもらし、それから床の間の前に膝行して、床の掛軸を見上げ見下し、さらに大きく溜息をついて、さても見事、とわざとらしくないように小声で言うのである。
太宰治 不審庵 青空文庫
先生は一瞬けげんな顔をなさったようだが、私たちはそれにはかまわず、順々に縁側にり上り、さて私は部屋を見廻したが、風炉も釜も無い。
太宰治 不審庵 青空文庫
おや、笑ったな、ちきしょうめ、あたしの手紙を軽蔑したな、そうよ、どうせ、あたしは下手よ、おっちょこちょいの化け猫ですよ、あたしの手紙の、深いふかあい、まごころを蹂するような悪漢は、のろって、のろって、のろい殺してやるから、そう思え!
太宰治 律子と貞子 青空文庫