大凡
おおよそ
副詞頻度ランク #36741 · 青空 168 例
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尤もこの頃人の話で大凡こんなものかくらいは解ったようだが元来西洋の音楽などは遠くの昔バイオリンを聞いたばかりでピアノなんか一度も聞いた事はないからなおさら駄目だ。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
探りを入れるにしても大凡の見当を付けてからの事にしなければならないと考えたが、そのアラカタの見当が、なかなか付かなかった。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
人々の身長の高さは大凡定つてゐるのであるから、無暗に最大範圍に於ける最高級に達することを欲せず、比較的狹い範圍内に於て志を立てて最高位を得んことを欲したならば、平凡の人でも知らず識らず世に對して深大なる貢獻をなし得るであらう。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
さて今までに發表されたそれに關する意見を、私の讀んだ限りの範圍に於て考へて見るに、大凡二つに別けることが出來る。
— 石川啄木 『農村の中等階級』 青空文庫
彼の感得せし水晶の珠数は掛て今なほ襟にあり、護身刀の袋の緒は常に解て右手に引着けたり、法華経八軸は暫らくも身辺を離れず、而して大凡悩大業獣に向ふこと莫逆の朋友に対するが如し。
— 北村透谷 『処女の純潔を論ず』 青空文庫
隣づかりの桑畑は葉が大凡落ちて其芋畑へも散らばつてをる。
— 長塚節 『寫生斷片』 青空文庫
「幾らもしないね、其れ丈ぢや」「そんでも大凡まあどの位したもんでがせうね」勘次は又反覆して促した。
— 長塚節 『土』 青空文庫
棧敷は大凡余が腰のあたりまでしか無いといふ程低い。
— 長塚節 『菜の花』 青空文庫
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