繰込
繰込
名詞
標準
文例 · 用例
鈴本が刎ねてあいにく繰込のお供も仕らず、御酒|頂戴も致されず、家へ帰って妹じゃ間に合ずというので、近所だから大和家へ寄ることちょいちょい。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
時に、井菊屋はほとんど一方の町はずれにあるから、村方へこぼれた祝場を廻り済して、行列は、これから川向の演芸館へ繰込むのの、いまちょうど退汐時。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
外が暗くなる時分に、白粉をこてこて塗って繰込んで来た若い女連と無駄口を利いたりして、お島は時の来るのを待っていた。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
夜五時過大御目付山岡氏より、春安亮碩松軒亀田表御本営へ明日繰込相成候旨申来。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
一隊ごとに思い思いのユニフォームを着けた少年軍が、太鼓をたたき、喇叭を吹きながら、足並をそろえて公園へ続々と繰込んでくる。
— 岡本綺堂 『倫敦の一夜』 青空文庫
湯帰りに師匠のところへ行って、一番|唸ろうという若い衆も、今では五十銭均一か何かで新宿へ繰込む。
— 岡本綺堂 『思い出草』 青空文庫
』 私共がドヤ/\と鹿島屋の奧座敷に繰込んだ時は、既七人許り集つて居た。
— 石川啄木 『菊池君』 青空文庫
』 私共が、ドヤ/\と鹿島屋の奥座敷に繰込んだ時は、既七人許り集つて居た。
— 石川啄木 『菊池君』 青空文庫