歌才
かさい
名詞
標準
文例 · 用例
それに後鳥羽院は歌の方では良経と大へんよく御心持があっておられたことが『増鏡』に見えているし、良経の歌才を高く見ておられたことも、『後鳥羽院御口伝』に明らかに記されている。
— 風巻景次郎 『中世の文学伝統』 青空文庫
帝は、さっそく、白女を召されて、「鳥飼の地名を詠み入れて、一首詠め」 と、その歌才を、試みられた。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
その歌才はかくれなく、学問識徳兼備の文化人として、その友、明智光秀と並び称されている。
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫
公卿たちは、「ほ……」と、その一首一首に、驚嘆をもらして、「なるほど、歌才があれば、僧侶でも、どんなことでも自在に詠まれるものらしい」と、今さららしく、うなずいている者もあった。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫