憑神
憑神
名詞
標準
文例 · 用例
そこでデイは結論する――憑神の半山羊人は遁れたり――と。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
また、キツネはシャーマンの憑神だったと考えられるものであり、シャーマンはその頭の骨を削り花に包んで秘蔵し、お祭の際などには、それを取出して卜占に用いたものであります。
— 知里真志保 『アイヌ宗教成立の史的背景』 青空文庫
九 山上の遺跡 キツネがシャーマンの憑神だったように、竜もまた、シャーマンの有力な憑神でありました。
— 知里真志保 『アイヌ宗教成立の史的背景』 青空文庫
有名な英雄詞曲、「虎杖丸の曲」の中でも、主人公“ポイヤウンペ”の憑神として、狼や狐と並んで、雌雄の竜神が、事あるごとに、主人公の危難を救っております。
— 知里真志保 『アイヌ宗教成立の史的背景』 青空文庫
酋長が遠い旅に出て、明日はいよいよ帰るという前の日にも、やはり沼に白く波立ったということであり、これは酋長の憑神であった竜神のお告げであったことは申すまでもありません。
— 知里真志保 『アイヌ宗教成立の史的背景』 青空文庫