耀天
耀天
名詞
標準
文例 · 用例
『仏像図彙』に見る通り観音二十八部衆の満善車王も槌を持ち、日本でも叡山の鼠禿倉の本地毘沙門といい(『耀天記』)、横尾明神は本地毘沙門で盗を顕わすために祝き奉るという(『醍醐寺雑事記』)などその痕跡を留むる。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
恒世は田中明神、宇志丸は山末明神となつた(耀天記・山王利生記参照)とある外、耀天記には、神の杖が化生した(ち′)と言ふ形を伝へて居る。
— 折口信夫 『愛護若』 青空文庫
若の挿した松の枝が、唐崎の一つ松に化生したといふのは「女筆始」のついて来た松が枝の杖をさしたと言ふ方が、古い形を詳しく伝へたのもので、琴御館家の祖先が、日吉の神の残された杖を立てたのが、化生したと言ふ(耀天記)伝へと直接関係があり、又、北野の一夜松原・息松原などの系をも加へてゐる。
— 折口信夫 『愛護若』 青空文庫