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自ずと

おのずと
副詞頻度ランク #19752 · 青空 215
1
標準
naturally
文例 · 用例
自分で力み出す力には、自ずと限度があります。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
魚の鰭や尾の附根の美味いのは、そこの筋肉が激しく使われながら、一向浪や潮に蝕まれず、常にこれに応ずる筋肉の組織を増備して行って、いつも生々活溌の気を貯えているので、その質中に自ずと美味になるものが含まれるのでしょう。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
物事、道に中って行われるようになれば、差別も平等も自ずと退いて淡々如々たる位置を守らしめるだけであります。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
最初は市村座に出勤し、次に歌舞伎座や明治座にも出勤したが、とかく一つ所に落付かないで、浅草公園の宮戸座等にもしばしば出勤していたので、自ずと自分の箔を落してなんだか大歌舞伎の俳優ではないように認められるようになった。
岡本綺堂 源之助の一生 青空文庫
遠近の森では鳥が啼いて、眼も醒めるような明るい朝の景色は、彼に前途の光明を示すようにも見えたので、市郎は自ずと心が勇まれた。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
……ありがたいありがたい……なつかしいなつかしい……嬉しい……楽しい……」……そのような気持ちが彼の胸に一パイになって、生温い泪が自ずと瞼にあふれて来た。
夢野久作 童貞 青空文庫
それは努めてしたのではないが、人の嗜慾に対し間諜犬のような嗅覚を持つ彼の本能は自ずと働いていた。
岡本かの子 食魔 青空文庫
そういう悲哀の数々が自ずと泌み出るので、たとえ、縦横に振舞い、闊達に処理するようでも、人の反感を買わないのではあるまいか。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
作例 · 標準
例句
自ずと(おのずと) — 幻辞.com