登営
とえい
名詞
標準
文例 · 用例
さて、処で、矢を貫いた都鳥を持つて、大島守|登営に及び、将軍家一覧の上にて、如法、鎧櫃に納めた。
— 泉鏡花 『妖魔の辻占』 青空文庫
日も暮れて仕舞ったので、止むなく引返した宗矩は、登営して将軍に謁し、至急上使を変えんことを乞うた。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
殿におかれて、お志があれば、まだしものことですが、日々の登営すら懶く思われ、内書にあずかることさえ疎んじらるるようでは、この先のことが案じられます。
— 久生十蘭 『無惨やな』 青空文庫
○同六月二十三日、一橋公登営、井伊と論判あり。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
○同六月二十四日、水戸烈公、一橋卿、尾張卿、松平慶永登営、井伊と論判す。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
○同七月五日、尾卿隠居|慎み、水戸烈公駒込に慎み、水戸慶篤卿、一橋慶喜卿の登営を停め、松平慶永に隠居|慎みを命ず。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
○同十月十一日、亜国公使登営、松平容堂に慎みを命ず。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
○同三月三日、井伊直弼登営途中桜田門外において、水戸浪士のために襲殺せらる。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫