没義道
もぎどう異読 ぼつぎどう
名詞形容動詞多音語
標準
brutality
文例 · 用例
清逸はわざと没義道に身体を窓の方に激しく振り向けてみた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
女に引きとめられたらそんな感じがするのだろうか、その力は弱いけれども、何かしら没義道にふりきることができなかった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
……そして死んでしまえばそれでいいんじゃないか……「お父さんはたってと勧めるんじゃない……が、お前はどうしても気が向かないというのだな……」 おせいはびくりとして夢のようなところから没義道にひきもどされた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
彼は蔓のやうにからみ付くその手足を没義道にも他愛なく引き放して、いきなり外套と帽子と履物と掃除道具とでごつちやになつた真暗な中に子供を放り込んだ。
— 有島武郎 『An Incident』 青空文庫
」と感慨交りに厳しくことわられ、取縋ろうすべも無く没義道に振放された。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
が、こっちの働きは少しも向うへは通じませんで、向うの力ばかりが没義道に強うございました。
— 幸田露伴 『幻談』 青空文庫
わたくしはそれを控えるためには女乞食から手を没義道に振り離して逃れ去るの一手でした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
何だか存じませんが三百年前にその切支丹寺で、没義道に殺された人間の白骨が、近所界隈の山の中から時々出て来るそうで御座います。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
作例 · 標準
戦争は、人間の心から没義道を呼び起こし、残虐な行為を助長する。
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その男は、自分勝手な行動で周囲に没義道な印象を与えた。
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政治家は、国民の福祉を顧みない没義道な政策を批判された。
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