空株
からかぶ異読 くうかぶ
名詞
標準
fictitious stock
文例 · 用例
何が勃興してゐるもんか、更に進歩しないと云つても宜しい、畢竟|空株の空相場が到る処に行はれたので一時に事業が起つたやうに見えたが、本と/\が空腹に酒を飲んだやうなものでグデン/\に騒ぎ立つた挙句が嘔吐を吐いて了うとヘタ/\に弱つて医者の厄介になると同様だ。
— 内田魯庵 『青年実業家』 青空文庫
そして本日十三時に東京発の成層圏航空株式会社の『真珠姫』号に乗りこんでニューヨークへたつこととなった。
— 海野十三 『怪星ガン』 青空文庫
イギリスの富裕な貴族は、まだそこまでのことはやらなかつたが、それでも、怪しげな株式會社の空株劵に名義を貸して地代の減少の埋め合せをすることを知つてゐた。
— カール・マルクス 『共産黨宣言』 青空文庫
」と言って、また蒲団を頭からかぶった。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
そういう晩には綿入羽織をすっぽり頭からかぶって、その下から口笛と共に白い蒸気を吹出しながら、なるべく脇目をしないようにして家路を急いだものである。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
二人は木村の、色のさめた赤毛布を頭からかぶって、肩と肩を寄り合って出かけました。
— 国木田独歩 『あの時分』 青空文庫
もう一つ参考になるのは、馬をギバの難から救う方法として、これが襲いかかった時に、半纏でも風呂敷でも莚でも、そういうものを馬の首からかぶせるといいということがある。
— 寺田寅彦 『怪異考』 青空文庫
脚元近く迫る潮先も知らぬ顔で、時々頭からかぶる波のしぶきを拭おうともせぬ。
— 寺田寅彦 『嵐』 青空文庫
作例 · 標準
彼は空株を掴まされ、大きな損失を出してしまった。
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その投資詐欺は、実体のない空株を売りつける手口だった。
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会社の業績が悪いと、空株が市場に出回る可能性がある。
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