壁に耳あり
かべにみみあり
表現
標準
walls have ears
文例 · 用例
壁に耳あり、徳利にも口だ。
— 芥川龍之介 『三つの宝』 青空文庫
おいらなんぞは、赤んぼのように、どうにも出来たろうに――壁に耳あり一 軽業のお初、婆やが、小鍋立てをして、酌をしながら、何かと世間ばなしをしかけようとするのを、今夜にかぎって、邪魔な顔――「うん、そいつが聴きものだねえ――面白いはなしだ。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
むかしから壁に耳あり、というからな。
— 海野十三 『超人間X号』 青空文庫
……壁に耳あり、喋舌っちゃァ不可ねえ。
— 国枝史郎 『天主閣の音』 青空文庫
二十五|両たァ、大束に儲けたじゃねえか」「どこで、そいつを聞いた」「壁に耳ありよ。
— 邦枝完二 『おせん』 青空文庫
壁に耳あり徳利に口だぞ」「…………」 何をどう小勇の圓太がいったかしらないが、天地の神も照覧あれ、いつまあ私が師匠の悪口なんかこれっぱかしでもいったことだろう。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
」「いや、なに、そちの申すとおりではあるが、そこがそれ、下世話にもいう、壁に耳あり障子に眼ありでな――。
— 林不忘 『煩悩秘文書』 青空文庫
たかが女一人のことなのに、壁に耳ありの世の中のこと、平家についての陰口一つをお咎めをなさるとは…… ああ平家でない者には、行きつくところ、山奥にでも追い詰められていくしかないのであろう。
— 藤野古白 『人柱築島由来』 青空文庫
作例 · 標準
「しっ、声が大きいよ。壁に耳ありと言うし、誰が聞いてるかわからないから」
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給湯室での噂話に夢中になっている同僚に、壁に耳ありだと釘を刺した。
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内密な相談をするために、あえて人通りの多いカフェではなく個室を選んだが、それでも壁に耳ありで気が抜けない。
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