枠台
わくだい
名詞
標準
文例 · 用例
枠台車に三台のことだ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
加福の師匠は郷里に在る頃、山中の禅寺に籠ったことがあるときいていたが、朝毎、枠台を前に端座して黙然としていられるのは、そのころからの慣わしらしい。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
この連之助と銀三に挟まれた位置で、寿女は枠台にむかっていたが、憚からず冗談口のきけるのは銀三とばかりで、連之助へは声をかけることも稀れである。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
微かな揺れかえしがきた時、中腰になっていた寿女は大袈裟に蹣跚けて隣りの枠台に手をつき、胡粉皿がひっくりかえった。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
女中部屋を覗いて見ると、枠台に屈み込んで、せいせい呼吸をはずませて針に熱中していた。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫