勘のいい
かんのいい異読 かんのよい
表現形容詞-良い型多音語
標準
quick on the uptake
文例 · 用例
」と、腺病質で、勘のいい祥子までが、大きい眼を刮って、愛らしく新子に訊いた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
一をきいて十を判ずる、勘のいいのはむっつり右門の自慢ですよ。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
それは説明がなくても、勘のいい記者たちには察知せられた。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
「おい、徳寿さん、どうしたい」 按摩の徳寿は杖にすがってちょっと考えたが、勘のいい彼はこのあいだの蕎麦屋の旦那の声を忘れなかった。
— 春の雪解 『半七捕物帳』 青空文庫
琵琶法師 盲人が、人並はづれて勘のいいのは、誰もが知つてゐることで、今更事新しく言ふまでもないが、私はそれについて一つの好い例を知つてゐる。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
その荒れはてた容子を見て、ふと御秘蔵の小倉の色紙のことが思ひ出されたものだから……」「なるほど……」皆は紹鴎がその道の巧者ほどあつてさすがに勘のいいのに舌を巻いてしまつた。
— 昭和三(一九二八)年 『茶話』 青空文庫
そこで宿の亭主が考へたことには、これはてつきり下宿料を値切る魂胆に相違ないと勘のいいところを人々に洩らしてゐたが、実に呆れ果てたことには(そして宿の亭主が悦んだことには――)月末がくると催促もしないうちに定まつた下宿料を届けてよこした。
— 坂口安吾 『姦淫に寄す』 青空文庫
少年で、首脳部の連中のいっていることがわかるかね」「あれは勘のいい少年だし、ぼくがこれまでにそうとう勉強させてありますから、大事なことはのがさないでしょう」「そうかしら。
— 海野十三 『怪星ガン』 青空文庫
作例 · 標準
「あ、それってもしかしてサプライズの準備?」と、勘のいい彼女にすぐ見破られてしまった。
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彼は非常に勘のいい男で、少し説明しただけでこちらの意図を正確に汲み取ってくれる。
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「おや、何かあったのかい?」と、勘のいい店主に声をかけられ、私は思わず苦笑いした。
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勘のいい子供なら、親の顔色を見ただけで叱られる前兆を察知するものだ。
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