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偶語

ぐうご
名詞動詞-サ変
1
標準
conversation
文例 · 用例
彼の動もすれば沙上に偶語し、剣を按じてその君主に迫らんとしたる勇夫健卒も、何時の間にやら君臣の大義に支配せられ、従順なる良臣となり了れり。
徳富蘇峰 吉田松陰 青空文庫
『角毛偶語』にいう、「盧生が夢中に八十年の浮沈|行蔵あり。
井上円了 通俗講義 霊魂不滅論 青空文庫
坊主の冒涜ぶりを貪看して、飽くことを忘れたこの眼が、その坊主が、蔭間という人間界の変則なサード種族に似ているという偶語を聞いてから、その凝視から一時解放されると共に、今度は、その蔭間というやつを見てやらねばならぬ――という熱と力とに変化してきたのは、当然のような経路でありました。
勿来の巻 大菩薩峠 青空文庫
これらの連中の長夜の談義は、はしなくその芸術のことに燃えて、諸国、諸流、諸大家、諸末流の批評、検討、偶語、漫言雑出、やがて江戸の講武所の道場のことに帰一合流したような形になって、自然、男谷の剣術のことに及ばんとした時でありました。
京の夢おう坂の夢の巻 大菩薩峠 青空文庫
この風聞は聞きのがせないぞ、たとえ市の偶語とはいえ、その拠るところは根が深そうだ。
山科の巻 大菩薩峠 青空文庫
私どももさっきからそれを申していましたので……」「じゃあ、すぐうごかせ。
海野十三 怪塔王 青空文庫
そして島さんは、収拾のつかなくなった食卓の残骸を眺めながら、もういちどそれを組立てる気力が、自分にはもうないということを認め、こんなときにこそ例のデリケイトな発作がおこってくれればいいのに、とでもいうのか、鼻や口をしきりにもぐもぐうごめかせていた。
山本周五郎 季節のない街 青空文庫
人の告げ口や噂などに、すぐうごかされはしなかった。
建武らくがき帖 私本太平記 青空文庫
作例 · 標準
「隣の席の二人は、楽しそうに偶語を交わしていた。」
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「久しぶりに旧友と会い、積もる話に花を咲かせ、偶語を楽しんだ。」
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「哲学的な偶語は、時に思わぬ発見をもたらしてくれる。」
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