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鉄道馬車

てつどうばしゃ
名詞
1
標準
horse-drawn streetcar
文例 · 用例
踏切を越えて通りかゝりし鉄道馬車にのる。
寺田寅彦 半日ある記 青空文庫
浅草へ行く積りであったがせっかく根岸で味おうた清閑の情を軽業の太鼓|御賽銭の音に汚すが厭になったから山下まで来ると急いで鉄道馬車に飛乗って京橋まで窮屈な目にあって、向うに坐った金縁眼鏡隣に坐った禿頭の行商と欠伸の掛け合いで帰って来たら大通りの時計台が六時を打った。
寺田寅彦 根岸庵を訪う記 青空文庫
「これなんだね」「鉄道馬車」「これなんだね」「お勤め人、洋服を着て鞄持って」 四郎はその絵姿をつくづく眺めていたが、やがて言った。
岡本かの子 みちのく 青空文庫
晩年になって母にたびたび聞かされたところによると、当時の自分はひどく鉄道馬車に乗るのが好きで、時々書生や出入りのだれかれに連れられてはわざわざ乗りに行ったものだそうである。
寺田寅彦 銀座アルプス 青空文庫
そうして自分の「記憶」の夢の中では、この郵便馬車と、銀座の鉄道馬車とがすっかり一つに溶け合ってしまって、切っても切れない連想の糸でつながり合っているのである。
寺田寅彦 銀座アルプス 青空文庫
当時、昔の鉄道馬車はもう電車になっていたような気がするが、「れんが」地域の雰囲気は四年前とあまり変わりはなかったようである。
寺田寅彦 銀座アルプス 青空文庫
一度影を隠した銀座の柳は、去年の夏ごろからまた街頭にたおやかな緑の糸をたれたが、昔の夢の鉄道馬車の代わりにことしは地下鉄道が開通して、銀座はますます立体的に生長することであろう。
寺田寅彦 銀座アルプス 青空文庫
夕暮近いので、街はひとしおの雑踏を極め、鉄道馬車の往来、人車の東西に駈けぬける車輪の音、途を急ぐ人足の響きなど、あたりは騒然紛然としていた。
国木田独歩 女難 青空文庫
作例 · 標準
明治時代には、主要都市で鉄道馬車が人々の移動手段として活躍した。
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博物館で、当時の鉄道馬車の写真や模型が展示されている。
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鉄道馬車は、やがて電気で走る路面電車にその役割を譲っていった。
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