天雲
あまくも異読 あまぐも
名詞
標準
clouds in the sky
文例 · 用例
中禅寺の湖をながめて天雲のいはひもとほる湖の上に眞白片帆の舟歸る見ゆ歌袋歌滿ちあふるなめ革のかはり袋のありこせぬかも歌袋の歌は文して格堂にからかいやりしなり。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
「雨ふれば北にたなびく天雲を君によそへてながめつるかな」、「北へ行く夕の雲の大空にかさなるみれば雨はふりつゝ」などいへる、地異なり時異なれば、たがひあるべき道理ながら、思ひくらぶれば、如何にも那方かいつはりなるべきやう浅まなる心には思はるゝを免れず。
— 幸田露伴 『雲のいろ/\』 青空文庫
)天雲のあをくたなびく大き陸かく古も和したまひき。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
駿河なる沼津より見れば富士が嶺の前に垣なせる愛鷹の山愛鷹の真黒き峰にまき立てる天雲の奥に富士は籠りつ 先づ愛鷹の山が見える。
— 若山牧水 『村住居の秋』 青空文庫
光明は闌干として天雲のあなたに流れ、千萬の瓦斯の燈は金光の林の如く、鐵路、軌道を投げて憚ることなく、佯の幸福を追へば、富貴と勢力とこれに伴ふ。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
何とあたゝかい手紙が――澄太君をして迎田さんから――ふと思ひ立つて山口へ行く、途上、冬村君に逢ふ、ニコ/\してゐる、その筈だ、今夜が婚礼だといふ、一天雲なし、めでたい/\。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
一天雲なくして暑い、まだ梅雨のうちだのに。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
……やがて日本晴だ、一天雲なし、ありがたいな。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日天雲について考えている。
天雲という言葉は日本語で重要だ。
彼は天雲の意味を理解している。
この文には天雲が含まれている。