向日性
こうじつせい異読 こうにちせい
名詞名詞-の形容詞
標準
heliotropism
文例 · 用例
向日性を持った、もやしのように蒼白い堯の触手は、不知不識その灰色した木造家屋の方へ伸びて行って、そこに滲み込んだ不思議な影の痕を撫でるのであった。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
それはまるで植物の蔓が延びるみたいに、意識を超越した天然の向日性に似ている。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
独墺文学専攻の経歴は、明かに北欧の観念的問題劇の暗鬱な気分をいくぶんその作品の中に示した時代はあつたけれども、この傾向は漸次跡を絶つて、いはゆる向日性とでも言ふべき希望と融合の世界が広く作品の精神の基調をなすに至つた。
— 岸田國士 『二つの戯曲時代』 青空文庫
向日性というものは寂しいなんて思いをしたがらない、しようとしない、寂しそうになると大いそぎでそれをふき消そうとするアクティヴィティだけでは、浅くそして単純ね。
— 一九四一年(昭和十六年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
ヒマワリの向日性により、花の向きが太陽を追って東から西へと変わる。
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植物が光の方向に伸びていくのは、強い向日性を持っているからだ。
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この苗木は向日性が強く、窓際から離すと光の方へ大きく曲がってしまう。
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ウィキペディア
向日性(こうじつせい)とは、屈性の一種で、太陽の方向に応じた植物の部分的(花または葉)な日内または季節性の動きである。
出典: 向日性 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0