幻辞.com

荒法師

あらほうし
名詞
1
標準
ferocious (armed) monk
文例 · 用例
荒法師の文覚が、西行を、きざな奴だ、こんど逢ったら殴ってやろうと常日頃から言っていた癖に、いざ逢ったら、どうしても自分より強そうなので、かえって西行に饗応したとかいう話も伝わっているほどである。
太宰治 花吹雪 青空文庫
昔彼の文覺と云ふ荒法師は、佐渡へ流される船路で、暴風雨に會つたが、船頭水夫共が目の色を變へて騷ぐにも頓着なく、大の字なりに寢そべつて、雷の如き高鼾ぢや。
泉鏡花 旅僧 青空文庫
噫この、ある意味に於ての荒法師が、筐中常に彼可憐の貞女の遺魂を納めて、その重荷を取り去ることを得ざりしと、懸瀑に難行して、胸中の苦熱|鎖し難き痛悩とは、豈生悟りの聖僧の能く味ふを得るところならんや。
北村透谷 心機妙変を論ず 青空文庫
偶然だったか、それともそういう手筈でもが出来ていたのか、逃げ込んでいった女のあとを追いながら、構わずその庭先へどんどん這入っていった退屈男の眼前へ、ぬッと現れながら両手を拡げんばかりにして立ち塞がったのは、六尺豊かの逞しき荒法師然とした寺僧です。
身延に現れた退屈男 旗本退屈男 第六話 青空文庫
あの荒法師なかなかに胆が据っておるわ。
身延に現れた退屈男 旗本退屈男 第六話 青空文庫
では、そなたの災難も今奥へ消えていった荒法師玄長に関りがござるか」「あい。
身延に現れた退屈男 旗本退屈男 第六話 青空文庫
何やら怒号しているのは、あれだあれだ、六尺豊かな荒法師玄長坊でした。
身延に現れた退屈男 旗本退屈男 第六話 青空文庫
表へ帰りませいッ」 不意を打たれてぎょッとうろたえ上がったのは、荒法師玄長でした。
身延に現れた退屈男 旗本退屈男 第六話 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日荒法師について考えている。
荒法師という言葉は日本語で重要だ。
彼は荒法師の意味を理解している。
この文には荒法師が含まれている。