ブスリ
ブスリ異読 ぶすり
副詞副詞-と
標準
with a plunge (of something sharp into something soft)
文例 · 用例
それが手に入らんと、こうなるまでたい」――と、刀をブスリと畳に突き立てた。
— BITS OF LIFE AND DEATH 『死生に関するいくつかの断想』 青空文庫
油断さして置いて、又、短刀でブスリとやる積りじゃないか」「黙れ。
— 甲賀三郎 『罠に掛った人』 青空文庫
貴殿の女房が丸まげに結ひ簪さしてゐる時にはいかなる油断を見すましてこれを逆手に貴殿の脾腹や眼の玉をブスリとやるか知れないことを呉々も心得てゐなければならぬ。
— 坂口安吾 『総理大臣が貰つた手紙の話』 青空文庫
」 女房はすごい見幕で怒りだしたが、虎二郎はその言葉をよく耳にききとめ、ボケナスめと叫んで亭主を足蹴にし、ついに狂乱、庖丁を握りしめてブスリ……あわやというところで刃物をもぎとったが、女房の狂乱と悲しみ、それを見る亭主の胸つぶれる思い……てなことを腹の中で考えふけっている。
— 坂口安吾 『人生案内』 青空文庫
幕府には新撰組という人殺しの組合があったが、お主はそれほどの人物ではなかったようだ」「真剣勝負とは、何のことだ」「手裏剣が柄の根元までブスリ突き刺すものか、ということさ。
— その一 舞踏会殺人事件 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
この二ほんの槍を引いて、こんどは駿河太郎の両わきから、ブスリとさすと、槍のほさきはブッちがいに左右の肩さきにぬけて、駿河太郎の命は一しゅんにしてたたれるのですが、「待った、――その槍まった」 声をかけたのは、東の方の矢来のそとに、ひときわめだっていた総髪白衣の道者です。
— 野村胡堂 『幻術天魔太郎』 青空文庫
空中高くキラリ輝くや、柔らかい物体をブスリ。
— THE MASTER CRIMINAL 『悪の帝王』 青空文庫
内の中を一とわたり鬼を追ひ出して、さて障子を開けて、闇の中へ顏を突き出し、『鬼は外』と一と掴み撒くと、庭から一本の眞矢が、恐ろしい勢ひで飛んで來て、大黒屋徳右衞門の喉笛をカスめ、危ふいところで殘して、矢は後ろの唐紙へブスリと突つ立つた。
— 屠蘇の杯 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
サスペンスドラマで、犯人が被害者の背中にナイフをブスリと突き刺すシーンに思わず目を背けた。
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採血の際、新人看護師に太い針をブスリと刺されて、普段よりかなり痛かった。
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彼はフォークを大きなハンバーグの中央にブスリと刺し、嬉しそうに口へ運んだ。
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