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互いに素

たがいにそ
形容動詞名詞
1
標準
coprime
文例 · 用例
船も島も、互いに素知らぬ顔をしているのである。
太宰治 佐渡 青空文庫
そういう妾もその昔はマドリド司僧にお仕え申した雉六の妻お霜という者、互いに素姓の解かった上は、お世話も出来ずされもしますまい。
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
義兄弟の約を結ぶことは、互いに素姓を明かした上で、また改めて致すと致そう」「しからば拙者から名のり申す」浪人者はまず云った。
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
ひた走りに飛んで来る真名古の姿を見ると、かねてこういう場合の手筈が定めてあったものと見え、互いに素早い合図を交し、東と南の二タ手に分れて、ゴロゴロと錯落する切石を跳ね越えながら、巧みに逃げ延びて行く。
久生十蘭 魔都 青空文庫
そして二人は互いに素知らぬ顔をしていたようである。
小山清 井伏鱒二によせて 青空文庫
「のう、藻」「おお、千枝まよ」 男と女とはたがいにその名を呼びかわした。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
しかのみならず、この法外の輩が、たがいにその貧困を救助して仁恵を施し、その盗みたる銭物を分つに公平の義を主とし、その先輩の巨魁に仕えて礼をつくし、窃盗を働くに智術をきわめ、会同・離散の時刻に約を違えざる等、その局処についてこれをみれば、仁義礼智信を守りて一社会の幸福を重んずる者の如し。
福沢諭吉 教育の目的 青空文庫
ひっきょう、その本は、たがいに近づくべからざるの有様をもって、強いて相近づかんとし、たがいにその有様を誤解して、かえってますます遠隔敵視の禍を増すものというべし。
福沢諭吉 学者安心論 青空文庫
2
標準
disjoint (sets)