腰を浮かす
こしをうかす
表現動詞-五段-サ行
標準
to half-rise to one's feet
文例 · 用例
」と女房が腰を浮かす、その裾端折で。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
じゃ、私お姉さまに訊いてみるから……」と、腰を浮かすのを、母は、「新子!
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
一人が椅子から腰を浮かすや否や、背後に待機していた人が極めて敏捷に、そのあとへ坐る。
— 宮本百合子 『列のこころ』 青空文庫
『じゃ警察へ電話しましょうか――』 鷺太郎が腰を浮かすと、『まち給え――』 春生が止めた。
— 蘭郁二郎 『鱗粉』 青空文庫
そして、立上ろうと、壇へ手をついたが、腰を浮かすと、よろめいた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
もう皆んな馬上の高さに慣れて、兩足の内腿で鞍を締めつけるやうにして馬の歩行のリズムにつれて腰を浮かす調子が幾らかわかつて來たから、(口綱はもう皆んなはづしてゐた、)時時トロットをやつて見ようとしたが馬はいふことをきかなかつた。
— 野上豐一郎 『湖水めぐり』 青空文庫
「ちょいと、腰を上げて」 仕方なく、私が腰を浮かすと、看護婦がズボン下とともに股の下に押し下げる。
— 外村繁 『澪標』 青空文庫
」 叫んだ丹波、とっさに腰を浮かすと同時、引きつけた大刀の柄に大きな手をかけながら、「出入口に締りをしろッ!
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
作例 · 標準
驚きのニュースがテレビから飛び込み、彼は思わず椅子から腰を浮かした。
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タクシーの影が見えたので、彼女は公園のベンチから腰を浮かして手を挙げた。
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隣の席の人が通路に出ようとしたので、道を譲るために軽く腰を浮かした。
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