露壇
ろだん
名詞
標準
terrace (in a garden)
文例 · 用例
しかしこのごろだんだんいろいろの人に聞いてみると、中にはあの温室へはいると気持ちがわるくなるという人もあった、花だって貧弱なのばかりじゃないかと言った人もある。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
」 銀子は自身の愚かさ弱さから、このごろだんだんディレムマの深い係蹄に締めつけられて来たことに気がつき、やはり私は馬鹿な女なのかしらと、自分を頼りなく思っていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
このごろだんだん、自分の苦悩について自惚れを持って来た。
— 太宰治 『一日の労苦』 青空文庫
」「待てッ、待てッ、そう騒ぐなよ」「だって、何かいわくがありそうだから、おれたちがまごまごするより、早いところだんなの耳へ入れたほうがいいじゃねえか」「うるせえな。
— へび使い小町 『右門捕物帖』 青空文庫
新しい話を聴かせてくれる人は沢山ある、寧ろだん/\に殖えてゆくくらいであるが、古い話を聴かせてくれる人は暁方の星のようだん/\に消えてゆく。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
というよりもむしろだんだんそれを増長させて行った。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
「しかし、僕はパリがこのごろだんだん好きになって来たのは、ここには僕らの求めるものが、何もないからだということが、分って来たからですよ。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
私自身も近ごろだんだん霞の煙幕の向こう側が意地悪く見えすいて来たりして、なるほどこれかと思い当たるようになって来たことは気の毒だ。
— 小出楢重 『めでたき風景』 青空文庫
作例 · 標準
その日本庭園は、山の斜面を利用して見事な露壇が作られていた。
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広大な庭園の露壇からは、眼下に広がる街並みを見渡せる。
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私たちは露壇に腰を下ろし、しばらく景色を眺めていた。
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