揚子
ようこ
名詞
標準
文例 · 用例
――レムブルグ、これからは今日の戦勝者が明日の戦勝者に粉砕される無意義な動乱が揚子江を挟んで軍閥の雇兵達によって繰かえされるのです。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
(井上金太郎 宛) 揚子江岸に上陸して南京入城に至る迄の一ヶ月間はまことに、はや、タイヘンなもンでした。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
だが東海の海近い姑蘇から出発して揚子江を渡り、淮河の胴に取りついてその岸を遡り、周の洛邑へ運ぶ数十日間その珍魚を生のままで保つことは、殆ど至難な事だった。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
それから五月か六月には、南の方では、大抵|支那の揚子江の野原で大きなサイクルホールがあるんだよ。
— 宮沢賢治 『風野又三郎』 青空文庫
たとへて云ふと、易では二、揚子は三、邵子は四の數を以つて秘訣とした通り、華嚴經では、十の數を以つて説明の鍵として居る。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
そうしてそこは、揚子江、黄河、メーコン三大河の水源をなし、氷河と烈風と峻険と雪崩とが、まだ天地|開闢そのままの氷の処女をまもっている。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
揚子江上流の一分流の Zwagri 河が、「天母生上の雲湖」とバダジャッカの中間あたりを流れている。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
一つは揚子江の流れをくだり四川省の宣賓、一つはメーコン河をくだって仏領インドシナのメンヤンへ、それぞれ流れついたものがあったのです。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫