口走る
くちばしる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to blurt out
文例 · 用例
そうしてあの少女が白い服のまま手錠をはめられて、警官に突き飛ばされている姿をマザマザと眼の前に幻視しながら、彼はもう少しで……「貴方がたは人違いをしてるのじゃないですか」……と口走るところであったが、しかし、その言葉は、すぐに咽喉の奥へ嚥み込まれてしまった。
— 夢野久作 『童貞』 青空文庫
」失敬なことまで口走る。
— 太宰治 『市井喧争』 青空文庫
私のようなお婆さんをつかまえて、素晴らしい魅力があるのなんのと、馬鹿らしい事を口走るかと思えば、いいえ、ちっとも夢中になっていない、もう諦めている等と殊勝な事をおっしゃる。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
いまは、せめてオフィリヤの幸福だけでもと、藁一すじに縋る気持で、けさほどハムレットさまに御相談申し上げたところ、失礼ながらハムレットさまは未だお若く、黒雲がもくもく湧き立ったとか、乱雲が覆いかぶさったとか、とりとめのない事を口走るばかりで一向に、たよりにも何もなりませぬ。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
自分の過失を許してもらいたいばかりに、何やら脅迫がましい事まで口走る。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
早くなおらないと承知しないぞ、と脅迫めいた事を口走る。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
」と過激な事まで口走る。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
」と意外の事を口走るので、姉は仰天して、「何を言うの?
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
作例 · 標準
寝言で元カノの名前を口走ってしまい、妻にこっぴどく怒られた。
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怒りのあまり、心にもないひどい暴言を口走って後悔している。
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彼は追い詰められると、時折わけのわからない妄想を口走ることがある。
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