空説
くうせつ
名詞
標準
groundless rumor or story (rumour)
文例 · 用例
而して同時に、このロクロ首が、油、又は下水その他の不浄の水を舐める習癖あるがため、翌朝に到りて口中に悪臭を感ずるものなる事は、この種の怪談、又は絵画等に依って説明され来りたるところにして、一見、荒唐無稽の空説なるが如く見ゆるも決して左に非ず。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
かかる太陽が、原因の如何に関せず、突然に熱度を変ずべしとの想像は何等の実験にも根拠なき空説なり。
— シモン・ニューコム 『暗黒星』 青空文庫
だからここに申す三策は、みんな釈迦の空説法である。
— 夏目漱石 『坑夫』 青空文庫
もって、平家の末路へ寄せた世人の通念はわかるが、どこまでが真実か空説か、真偽は問題の外である。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫