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柳多留

やなぎだる
名詞
1
標準
The Willow Barrel (collection of Edo-period senryu) (abbr)
文例 · 用例
夏、家族全部三畳間に集まり、大にぎやか、大混乱の夕食をしたため、父はタオルでやたらに顔の汗を拭き、「めし食って大汗かくもげびた事、と柳多留にあったけれども、どうも、こんなに子供たちがうるさくては、いかにお上品なお父さんといえども、汗が流れる」 と、ひとりぶつぶつ不平を言い出す。
太宰治 桜桃 青空文庫
しかし私は、いま、ここで柳多留の解説を試みようとしているのではない。
太宰治 親という二字 青空文庫
柳多留四十二篇に、男山舟で見逢のさくや姫 という川柳があるが、これは長唄の春昔由縁英のうちの白酒売りの文句に『お腰の物は船宿の戸棚の内に霧酒、笹の一夜を呉竹の、くねには癖の男山』とある銘酒。
佐藤垢石 濁酒を恋う 青空文庫
それかあらぬか祖父は月並の発句もやつたし、川柳点の狂句もやつた、『柳多留』の原本と手摺れて光沢のでた古碁盤とは、いつも祖父を偲ぶとき、なつかしくわが目の前にあらはれて来ずにはおかない。
正岡容 異版 浅草燈籠 青空文庫
茲においてか寿山子の花柳詩こそは柳多留正調の伝統を忠実に継承普及するものとして脱帽礼拝するに価しよう。
正岡容 旧東京と蝙蝠 青空文庫
さはさりながら、かかるユーモラスな郷土東京の市井風景を活写するには、其角抱一万太郎龍雨を宗とする江戸座俳諧を以てするよりも、さらにいま一歩をすすめて『柳多留』正系の川柳点こそ好適とかう考へたその日から、私は多年研鑽愛着の俳句の吟詠を全くに廃棄して、廿有余年振りで川柳の製作に精進するやうになつた。
正岡容 東京万花鏡 青空文庫
作例 · 標準
柳多留を読むと、江戸時代の人々の暮らしが垣間見える。
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彼は柳多留の愛読者で、よく句を引用していた。
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俳句とはまた違う、柳多留の魅力がある。
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