意趣晴らし
いしゅばらし
名詞
標準
revenge
文例 · 用例
」 半次が、T「叶わぬ恋の 意趣晴らし」 五郎蔵「馬鹿!
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
だから、三左衛門がいうのには、きっとその江戸五郎が人気負けした意趣晴らしに、毎晩宿へ忍び込んで、あんなけちをつけてまわっているにちげえねえ、とこういうんですよ。
— 幽霊水 『右門捕物帖』 青空文庫
てめえの芸のまずいのはたなにあげておいて、人気の出ねえ意趣晴らしに、水いたずらをするたアなにごとだ。
— 幽霊水 『右門捕物帖』 青空文庫
本人の病気に付け込んで僕が意趣晴らしに、虐待するとでも思ってるんだろうが、僕だって、まさか」 代助は平岡の言葉を信じた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
意趣晴らしだ、一杯のまして下さい。
— ――「小悪魔の記録」―― 『潮風』 青空文庫
第一、反抗するまでの心情は筋をたどってあるとしても、それがきわめて組織されず、個人の意趣晴らしに止るところ、現代の日本のプロレタリアの反抗精神とは違う。
— 一九三〇年(昭和五年) 『日記』 青空文庫
それはお藤としては、お艶の口から恋がたき弥生のいどころを知って、そのうえ源十郎への意趣晴らしにお艶をつれ出した以上は、もはやお艶は足手まといにすぎないと、そこでさっそく夜の町にまいてしまったのだが、弥生と栄三郎が家を持っている――と聞いただけで、なに町のどこに?
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
こっそり群集にまぎれこんでいたのが、いつもの意趣晴らしに、和泉屋の屋根へあがって、ああいうことをしているに相違ない。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
作例 · 標準
「あんなにひどい振られ方をしたんだもの。少しくらい意趣晴らしをしないと、到底気が済まないわ」
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辞職の直前に重要な機密データを消去したのは、自分を不当に解雇した会社に対する、せめてもの意趣晴らしだった。
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彼はかつて自分を放逐した古巣への意趣晴らしとして、競合他社を急成長させ、市場シェアを奪い取ることに執念を燃やした。
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「まさか、わざと私の分までお菓子を食べてしまったの?」「ええ、さっきの意趣晴らしよ」
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