恋塚
こいづか
名詞
標準
burial mound for person who died for love
文例 · 用例
……三月廿九日 からりと晴れてゐる、まだ腹工合はよくないが、いよいよ出立した、停滞する勿れ、行程三里、相ノ浦、川添屋(三〇・中)物乞ふとシクラメンのうつくしいこと恋塚といふ姓、夫婦株式会社といふ看板、町内規約に依り押売・物貰・寄附一切御断りといふ赤札。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
代議士|恋塚佐六郎……三保の松原に宏大な別荘を構えている……アレだ。
— 夢野久作 『爆弾太平記』 青空文庫
「鬼薊」の稲瀬川に出る恋塚求女の役であつた。
— 折口信夫 『市村羽左衛門論』 青空文庫
思いなしか仙ちゃんは熱っぽい声で袈裟御前が首を落されるあれ、何とか云ったなと云うと、鳥羽の恋塚よ、と冬子は朗らに笑いました。
— 大倉※子 『深夜の客』 青空文庫
「そこで堂守の婆さん、お前さんに聞いてみたいのは、何のよしみで、お前さんが、その恋塚の堂守をなさるのだね。
— 山科の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
京都の街外れにある恋塚を訪れ、悲恋に倒れた古代の貴族のために静かに手を合わせた。
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地元の古老によると、この恋塚には村一番の美女とその恋人が眠っているという。
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雨の日の恋塚は、どこか物悲しく、過ぎ去った時代の恋物語を今に伝えている。
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