精神論
せいしんろん
名詞
標準
spiritualism
文例 · 用例
独逸民法精神論の解説を公刊した頃は、頭脳の明晰を以て天下に迎へられた俺が、此頃は全く疲れた。
— 平出修 『畜生道』 青空文庫
「私は約束の自然の形而上学に至る前に先ず、その単なる応用ではあるが併し経験的概念を予想する処のもの、即ち物体論の形而上学的原理、並びに之に付録して精神論のそれ*、を片付けて了わねばならなかった。
— 戸坂潤 『エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説』 青空文庫
例えば女子の天性を男子よりも劣るものと認め、女は陰性なり、陰は暗しなど、漠然たる精神論を根本にして説を立つるが如きは、妄漫無稽と称すべきなれども、その他は大抵|皆女子を戒めたる言の濃厚なるものに過ぎず。
— 福沢諭吉 『日本男子論』 青空文庫
そこで假りに百歩を精神論者に讓り、彼等の危險視する汽船、汽車、電車、自働車、飛行機を操縱することは一切止めることにする。
— 狩野亨吉 『安藤昌益』 青空文庫
物質と物質との戦いの最中に精神論を強調し、今最も精神を必要とする秋に、精神を忘れているのではなかろうか。
— 中谷宇吉郎 『硝子を破る者』 青空文庫
以上はいわば精神論だけであって、それを活かす技術を研究しないでは、この頃流行の或る種の議論見たようなものである。
— 中谷宇吉郎 『南画を描く話』 青空文庫
例の能動精神論議に際して大森義太郎氏其の他は、現代インテリゲンチャを結局一種の階級と見做している。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
――こういう点は、前にもすでに述べた処から当然導かれる意見であるが、ここで殊更之を繰り返すのは、今云ったような誤った想定に立脚した科学的精神論が、論者の科学的精神への愛着にも拘らず、往々見受けられるからである。
— 戸坂潤 『再び科学的精神について』 青空文庫
作例 · 標準
「根性でどうにかしろ」という精神論だけでは、現代の複雑な問題は解決できない。
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彼はデータに基づいた論理的な戦略よりも、気合いを重視する精神論を好む傾向がある。
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精神論も時には必要だが、具体的な実行計画が伴わなければただの絵空事だ。
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