けんもほろろ
けんもほろろ異読 けんもほろほろ
形容動詞名詞-の形容詞
標準
curt
文例 · 用例
心からでございましょう、誰の挨拶もけんもほろろに聞えましたけれども、それはもうお米に疑がかかったなんぞとは、※にも出しませんで、逢って帰れ!
— 泉鏡花 『政談十二社』 青空文庫
話かわって検事の方は、ソバケーヴィッチのけんもほろろな挨拶にすっかり当が外ずれて、いったい裁判所長にはどう言ってそれを弁解したものかと、途方に暮れてしまった。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
今宵も忍んで来るがよいと、こういう約束があったので、萩野は恋心をたかぶらせながら、聚楽第の付近にある、小四郎の住居まで行ったところ、小四郎はどうしたものであろうか、けんもほろろの挨拶をして、萩野を追い返してしまったのである。
— 国枝史郎 『血ぬられた懐刀』 青空文庫
」 いつもいそがしいおかあさんが、今日は朝からゆれイスにかけて本を読んでいるふしぎなありさまと、けんもほろろな、その言葉に、ジョウは、「へんだわ。
— LITTLE WOMEN 『若草物語』 青空文庫
けんもほろろに、追いかえされた――という復命。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
乾のところへ穂高ゆきの旅費を借りに行って、いま、けんもほろろに断わられてきたところだった。
— 久生十蘭 『金狼』 青空文庫
がしかし、翌る日この旨町役人から、姫路藩の江戸御留守居に届出ましたが、「当藩には左様な者はござらぬ」というけんもほろろの挨拶です。
— 敵討果てて 『銭形平次捕物控』 青空文庫
遠藤左馬太はお勇の冷たい態度にも懲りず、二三日前思い切って仲人を立てましたが、これはけんもほろろの挨拶で追い返され、「腹を切りかけたそうだ」という噂まで立ったほどです。
— 欄干の死骸 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
彼の頼み事をしたら、けんもほろろに断られた。
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そんなけんもほろろな態度では、誰も協力してくれない。
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「あの店員さん、なんだかけんもほろろな感じだったね。」
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