腴
つちすり異読 すなずり
名詞
標準
fat underbelly of a fish
文例 · 用例
人若し口の渇くこと甚しくして舌の燥くこと急なれば、熊の掌も魚の腴も、それ何かあらん。
— 幸田露伴 『水』 青空文庫
また且つ平民の膏腴、肆に貪食するに任す。
— 田中貢太郎 『続黄梁』 青空文庫
その土地の豐腴なることは、北伊太利ロムバルヂアに比べて猶優りたりとも謂ふべく、茂りあふ草は莖肥えて勢|旺なり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
即ち仏堂を毀ち、学校を興し、瘠土を開拓して膏腴の地となし、暗礁を除いて航路を開き、農兵を置き、薬草を植え、蜜蜂を飼い、蛤蜊を養殖するなど、鋭意新政を行って四民を裨益したことは頗る多かった。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
一首は、豊腴にして荘潔、些の渋滞なくその歌調を完うして、日本古語の優秀な特色が隈なくこの一首に出ているとおもわれるほどである。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
然れども地底の岩を音なしに流るゝ水こそ地面を膏腴]にする者なり、彼れ数学者が人知らず辛棒せし結果は我人民の推理力を養うて第十九世紀科学|跋扈の潮流に合することを能くせしめたりき。
— 山路愛山 『明治文学史』 青空文庫
これをおもへば繁栄豊腴の大都会に住て年々歳々梅柳※色の春を楽む事|実に天幸の人といふべし。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
一面豐腴の畠地でこれから筑波山は手のひらで撫でゝ見たい位、日に七度かはるといふ紫も鮮かに數へられます。
— 横瀬夜雨 『花守』 青空文庫
作例 · 標準
この魚のつちすりは、脂が乗っていて非常に美味しい。
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料理人は、つちすりを丁寧に切り分けて刺身にした。
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つちすりの部分だけを使った贅沢な料理を注文した。
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