無縫塔
むほうとう
名詞
標準
文例 · 用例
ほかの墓とは別に、孤島のように少しばかり土を盛り上げたところに、無縫塔のような形をした高さ一尺ばかりの石が一つ置いてあるだけでありました。
— 慢心和尚の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
竜之助の横になって肱枕をしたその頭のあたりがちょうど、無縫塔の形をした石塔のあるところであります。
— 慢心和尚の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
或いは無縫塔、或いは五輪、或いは宝篋印、高さは一丈にも二丈にも及ぶものがあって、米友の怪力を以てしても、ちょっとは動かし難いものばかりであります。
— 白骨の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
○ 無縫塔 蒲原郡村松より東一里|来迎村に寺あり、永谷寺といふ曹洞宗なり。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
さて此永谷寺の住職|遷化の前年、此|淵より墓の石になるべき円き自然石を一ツ岸に出す、是を無縫塔と名づけつたふ。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
○さてまた我が隣国信濃にも無縫塔の事あり。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
○百樹曰、牧之老人が此|草稿を視て無縫塔の縫の字義通じがたく誤字にやとて郵示して問ひければ、無縫塔と書伝たるよしいひこしぬ。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
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無縫塔(むほうとう)は、主に僧侶の墓塔として使われる石塔(仏塔)。塔身が卵形という特徴があり、別に「卵塔」(らんとう)とも呼ばれる。また、墓場のことを「卵塔場」という。
出典: 無縫塔 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0