金団
きんとん
名詞
標準
mashed sweet potatoes (incl. sweetened chestnuts or beans)
文例 · 用例
」と最近の成金団の一員で、スクーカム台地の一成金がどもりながら云つた、「わしがその犬に八百ドル出しましよう、ねえ、そのテストの前に、ねえ、そのままで八百ドル」 ソーントンは頭を振つてバックの傍へ歩みよつた。
— THE CALL OF THE WILD 『荒野の呼び声』 青空文庫
きんとんでもよい、何でもよい、 何か、僕に食べさして下さい!
— 中原中也 『別離』 青空文庫
それを、お前が無茶云うから、船長だって憤るんだ」 セコンドメイトは、栗のきんとん見たいな調子で云った。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
そのきんとんには、サッカリンが多分に入っていることを、私は知っていた。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
うなぎの蒲焼(鑵詰)ライスカレー(同上)あずきようかん(同)栗のきんとん(同)ほーじ茶、ココア、角砂糖(斯うたくさんは食えんわい)小包は厳重にして置いて呉れ。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
たべものに掛けては、中華亭の娘が運ぶ新栗のきんとんから、町内の車夫が内職の駄菓子店の鐵砲玉まで、趣を解しないでは置かない方だから、遲い朝御飯に茶漬けで、さら/\。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
チキンサンドイッチが出るかと思えば玉子焼やら蒲鉾にきんとんやら、如何にも子供向きのご馳走が運ばれました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
持ってってお食べよ」 わたくしは、その折を受取って、栗のきんとんがどっしり入っているらしい折の重味が掌に堪えますと、われ知らず不覚にもにーっと熱いものが胸に滲み出ます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫