首の座
くびのざ
名詞
標準
文例 · 用例
度胸を据えて、首の座へお直んなさい。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
「切迫詰って、いざ、と首の座に押直る時には、たとい場処が離れていても、きっと貴女の姿が来て、私を助けてくれるッて事を、堅くね、心の底に、確に信仰していたんだね。
— 泉鏡花 『女客』 青空文庫
話しつゝある間も心はしんとして首の座に直っていた。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
わたしは今まで来た生涯のうちでお艶のために首の座に直った気持をさせられた事は数え切れぬほどである。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
「男が話が判ってくるのは一度首の座に直ってからだ」。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
「首の座に直る」ということは悲観の極を一度味わったことのある人ということでありましょう。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
此の『雀の卵』編纂の際には、一首一首を成すのに全く首の座に直る気持であつた。
— 北原白秋 『文庫版『雀の卵』覚書』 青空文庫
」「はっ」「人はな」「はっ」「首の座に直っておる覚悟を以て、事に当ろうとする時ほど、すがすがしい心持の致すことはまたとないな。
— 佐々木味津三 『老中の眼鏡』 青空文庫