結び合う
むすびあう
動詞
標準
文例 · 用例
なぜなら、その本質はどこ迄も一元より更に基本性を帯びた根元の人間感覚では、空虚という絶対感に滅入してしまうより仕方のない奥深いところで結び合う――あのいつぞやあなたと話し合いましたね、ローレンスの文学を構成している性――あれですね。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
一方を向いていた社会の情報の流れを、個人を結び合う、双方向的なものに変更しうる。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
その後、各種のネットワークは互いに結び合うようになり、商用のシステムにも門戸を開いて、インターネットに生まれ変わっていきます。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
ウインドウ環境には、マサチューセッツ工科大学のX Window、マシンを結び合う信号路にはゼロックスのイーサネット、ネットワーク上でファイルを共有する仕組みにはサン・マイクロシステムズ社(アントニオ猪木の兄弟であるこの会社については、後で書く)のNFS(ネットワーク・ファイル・システム)。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
わたしの偶然は、そういう家庭の条件と結びついたのだったが、ほかのどっさりの人々の偶然は、どこでどんな条件と結び合うのだろう。
— ――若い人に贈る―― 『新しい文学の誕生』 青空文庫
結婚などというものは星の数ほどの相手の中から二人が選び出されて結び合うその契機の最大なものはこの縁であるといってよい。
— 倉田百三 『人生における離合について』 青空文庫
何故なら人間は自由に選び、連るように思っても、実際にははるかにより以上運命によって知り合い結び合うものだからだ。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
然し、この狭い一室に閉じ籠った人達は、恰で切離された別世界の人のように、時間を超越し、空間を超越し、醜い肉体を離れて、霊と霊とが結び合うのを、じっと経験していた。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫