立ち枯れ
たちがれ
名詞名詞-の形容詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
blighted
文例 · 用例
こういう時代において、それ自身だけに任せておくととかく立ち枯れになりやすい理論に生命の水をそそぎ、行き詰まりになりやすい抽象に新しい疎通孔をあけるには、やはりいろいろの実験が望ましい。
— 寺田寅彦 『量的と質的と統計的と』 青空文庫
道ばたにはところどころに赤く立ち枯れになった黍の畑が、暗い森を背景にして、さまざまの手ごろな小品を見せていた。
— 寺田寅彦 『写生紀行』 青空文庫
立ち枯れになった白樺の根本へ女の体は仰向けに寝かされた。
— 田中貢太郎 『警察署長』 青空文庫
火を放って焼いたあとらしく、二抱えも三抱えもある大きな白樺の幹が大方は半ば燃えたままに立ち枯れていた。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
それが京ばかりでなく、近郷近国いずれもこの大旱に虐げられて、田畑にあるほどの青い物はみな立ち枯れになってしまった。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
胡瓜は、親指に少し太いほどの實で、萎んだ花の名殘をまだその先につけながら、青枯病に罹つて立ち枯れてゐるものもあつた。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
それに隣る、小さく幾つにも不規則に仕切られた、一段歩ほどの田圃は、稻を刈つたあとそのままの姿で、田のおもては霜解けに濡れて、黒い切株のまはりや、株と株との間には、細長く伸びたままに寒さに立ち枯れた枯草が、わびしく風に吹かれてゐた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
そこには燒け殘つた樹木がまだそのまゝにあつて、芽も吹かずに、多くは立ち枯れとなつてゐるのも物すごく思はれた。
— 島崎藤村 『山陰土産』 青空文庫
作例 · 標準
異常気象の影響で、大切に育てていた松の木が立ち枯れになってしまい、肩を落とした。
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山の斜面一面に立ち枯れの木々が広がっている様子は、どこか寂しげな光景だ。
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立ち枯れ状態の杉林は、倒木の危険があるため立ち入りが禁止されている。
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