国表
くにおもて
名詞
標準
one's home
文例 · 用例
また帰国のときには子供用の刀や槍がどんどん売れたそうで、これは国表へのお土産になったのであります。
— ――幼ものがたり―― 『あのころ』 青空文庫
小弟思ふニ、御国表の不都合の上、又、小弟さへ屋鋪ニハ入ルあたハず。
— 慶応三年十月十八日 望月清平あて 『手紙』 青空文庫
「わしにとっては久しぶりの出府じゃ、見るもの聞くもの珍らしいぞ」「は、さようにござりましょうとも」「祖父様(頼宣卿)この頃お体衰え、自然お気象も弱られたらしく、ずっと国表にご座あって、わしをどこへも手放そうとなされぬ。
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
一度お国表へ行って来るとのみ認め、別段細かい事は書きません。
— 三遊亭圓朝 『菊模様皿山奇談』 青空文庫
祖「汝れ切腹致したな」 と祖五郎が飛掛って二打三打斬付け、遂に仇を討遂せて、直にお屋敷へお届けに相成り、とうとう悪人は残らず国表へ押込められて、お上屋敷の御家来十七人切腹致し、渡邊祖五郎、春部梅三郎はお召帰しに相成り、渡邊祖五郎は二代目織江と成り、菊様の後見と相成って、お下屋敷にまいりました。
— 三遊亭圓朝 『菊模様皿山奇談』 青空文庫
「何買い物か、よゥし拙者まさに引き受け申したぞ」 すると、即座に引き受けてしまったのが、折あしく近頃お国表の尼ヶ崎から江戸詰になったばかりの奥役人。
— 正岡容 『艶色落語講談鑑賞』 青空文庫
島津も、早々に国表へ引きとるようにとつれないお返事だったということだった。
— 久生十蘭 『呂宋の壺』 青空文庫
おまけに今度は、藩のほうへ暇を願って、若松屋惣七といっしょに東海道を下ってみようと思い立ったのだが、それが許されずに、江戸の兵庫頭の上屋敷から呼び出しがあって、すぐに国表へかえらなければならないことになった。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
作例 · 標準
彼は故郷を遠く離れ、国表の家族を案じる日々を送っていた。
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戦場で兵士たちは、国表に残してきた家族のことを思い浮かべた。
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長旅の末、ようやく国表へ辿り着いた彼は、安堵の息を漏らした。
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