閤
閤
名詞
標準
文例 · 用例
豊太閤は、自己を朝鮮にまでも主張する性情に基づいて、桃山時代の豪華燦爛たる文化を致した。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
七日、辛酉、相模次郎朝時主、女事に依りて御気色を蒙る、厳閤又義絶するの間、駿河国富士郡に下向す、彼の傾公は、去年京都より下向す、佐渡守親康の女なり、御台所の官女たり、而るに朝時好色に耽り、艶書を通ずと雖も、許容せざるに依り、去夜深更に及びて、潜かに彼局に到りて誘ひ出すの故なりと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
廿九日、庚辰、霽、相模次郎朝時主、駿河国より参上す、将軍家の御気色並びに厳閤の義絶にて、彼国に籠居するの処、御用心の間、飛脚を以て之を召さると云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
廿五日、戊※、御台所厳閤の薨去に依りて、信濃守行光の山庄に渡御、密儀なりと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
「さすがの太閤も、いつも一本やられているのだ。
— 太宰治 『庭』 青空文庫
太閤を軽蔑しているようでいながら、思い切って太閤から離れる事も出来なかったというところに、何か、濁りがあるように思われるのです。
— 太宰治 『庭』 青空文庫
」「そりゃ、太閤に魅力があったからさ。
— 太宰治 『庭』 青空文庫
けれども兄は少しも笑わず、「太閤と利休の関係は、そんなものじゃないよ。
— 太宰治 『庭』 青空文庫