何方か
どなたか
名詞
標準
someone
文例 · 用例
仮りに何方かに決つた所でそれで何か出て来るといふわけのものでもありますまい。
— 中原中也 『近時詩壇寸感』 青空文庫
何方かと言へば、私の作などの中には、景色を見てから、人物を考へ出した場合が多い。
— 泉鏡花 『小説に用ふる天然』 青空文庫
我々もこうして暢気に遊び歩いていても、二人の中の何方かは運命の頸環に見放された野犬であるかも知れない。
— 岡本綺堂 『一日一筆』 青空文庫
ところがそうして毎日々々二人きりでさし向いの為事をしている中に、何方から云い出すともなく、小野と美代子はつい過ちを犯してしまったのである。
— 渡辺温 『遺書に就て』 青空文庫
理合は粗いのに、皮膚の色が黄ばんで黒い――何方かと謂へば營養不良といふ色だ。
— 三島霜川 『青い顏』 青空文庫
一平の爲る仕事も變ツてゐるが、人間も變ツてゐる、先づ思切ツて背が低い、其の癖馬鹿に幅のある體で、手でも足でも筋肉が好く發達してゐる、顏は何方かと謂へば大きな方で、赭ら顏の段鼻、頬は肉付いて、むツくら瘤のやうに持上り、眼は惡くギラ/\して鷲のやうに鋭い、加之茶目だ。
— 三島霜川 『解剖室』 青空文庫
何方かと謂へば、落着ついた、始終 柔な波の漂ツてゐる内氣らしい眼だ。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
決して超凡の人では無い………としたら、北側のスリガラスの天井から射込む柔かな光線………何方かと謂へばノンドリした薄柔い光で、若い女の裸體を見てゐて、それで何等の衝動が無いといふことはあるまい。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
作例 · 標準
「どなたか、この重い荷物を運ぶのを手伝っていただけませんか?」
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困っている人がいたら、どなたか助けてあげてほしい。
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会場に忘れ物があったようですが、どなたか心当たりのある方はいませんか?
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