会稽の恥
かいけいのはじ
表現名詞
標準
humiliation of defeat in battle
文例 · 用例
六 民法延期戦 既成法典の施行延期戦は、商法については延期軍の勝利に帰したが、同法は民法施行期日と同日まで延期されたのであるから、断行派が二年の後を俟ち、捲土重来して会稽の恥を雪ごうと期したのは尤も至極の事である。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
しかも、シシリーに破れたるカルセーヂは、暫く蟄して大ローマの轅門に降ると雖も、捲土重来、幢戟南伊太利の原野に満ちて、再カンネーに会稽の恥を雪がずンばやまず。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
父の時国は夜討ちの為に深い傷をうけて死に瀕する時、勢至丸に向って云うことには、 お前はこのことから会稽の恥をおもい敵人を怨むようなことがあってはならぬ。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
会稽の恥をそそいだその声は、何時までも波の上に響いていた。
— 第八巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
――やがて、計を立て直して、会稽の恥をそそぐ日まで」 誰か、手放しで泣く者があった。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫