靴紐
くつひも
名詞
標準
文例 · 用例
靴紐を結ばずに、靴の中へなでこんだ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
ブートストラップとは、一般には靴紐の意。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
最初に簡単な操作を行えば、あとは靴紐を引っ張ったようにずるずると一連のプログラムが読み込まれていく。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
――まず懐中時計と靴紐とをぬかすとこのくらい個々の特異性を持ってるものはないだろう。
— THE YELLOW FACE 『黄色な顔』 青空文庫
靴紐や靴墨、刷毛が店頭の前通りに駢び、棚に製品がぱらりと飾ってあったが、父親はまだ繃帯も取れず、土間の仕事場で靴の底をつけていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
私が靴を脱いでいるうち、――私はその時分からハイカラで手数のかかる編上を穿いていたのですが、――私がこごんでその靴紐を解いているうち、Kの部屋では誰の声もしませんでした。
— 夏目漱石 『こころ』 青空文庫
マアサは、靴下一つの殆んど裸体にされた上、靴紐で背ろ手に緊縛されたまま、外套を被って往来へ転げ出たところを、通行人に救われたのだった。
— 牧逸馬 『双面獣』 青空文庫
新聞雑誌の売店、煙草屋、靴紐と靴クリーム、乾酪屋、三文玩具や、糖菓、蜜柑屋。
— 宮本百合子 『モスクワ印象記』 青空文庫