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銀板

ぎんばん
名詞
1
標準
文例 · 用例
そしてそれらの人体の間に閃めくカルタ札、カルタ札を掃く木沓、白い手、紙幣、紙幣の代りに使う延べの銀板
岡本かの子 ドーヴィル物語 青空文庫
二、死霊集会の所在 沃化銀板――すでに感光している乾板を前にして、法水もさすが二の句が継げなかった。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
幾多の支溪、全くこほりて、地に細長き銀板を横へたり。
大町桂月 冬の榛名山 青空文庫
円錐形の銀板の屋根は、洪水のように光を漲らせ、幾万となく打ちつけた銀の鋲は、騎士の鎧よりも目覚ましい。
国枝史郎 レモンの花の咲く丘へ 青空文庫
首を振ると、つまみ細工の簪が、短冊形の小さい銀板をキラキラと光らせます。
南蛮仏 銭形平次捕物控 青空文庫
正面に大沢の薙を埋めた雪の或部分が凍って、銀板の如くきらきらと輝く。
木暮理太郎 春の大方山 青空文庫
間に横たわる海の様子は生銀板が太陽の手で磨かれるのを待っているかのよう。
TREGARTHEN'S WIFE トリガーセンの妻 青空文庫
ですからわたくしはここの女王として君臨できますが、あなたは善悪いずれにしろ、ただの餓鬼として無力になります」 それぞれの単純な言葉がトリガーセンの脳に刻まれたようだが、その有様はまるで銀板か真鍮板に素晴らしい模様を刻んで、巻物にするかのようだった。
TREGARTHEN'S WIFE トリガーセンの妻 青空文庫