お局
おつぼね
名詞
標準
senior female worker who supervises junior employees in a domineering fashion
文例 · 用例
女の行者はお局様とかお姫様とかいっているだけで、ほんとうの名はわかりません。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
つねから、お気性の勝つたお局さまでございました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
その時、将軍家は、お局さまのお言葉をみなまで聞かず、つづけて二、三度せはしげに御首肯なされて、即座に御聴許のお手続きをなされ、それからぼんやり全く他の事をお考への御様子で、しばらく黙つてうなだれて居られました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
若い官女がお局さま附の権威を主張するような、狂言師が世間の辞儀を述べるような、あでやかでつんとして、呆けた上品さで――この蕋は伸び上ってまいります。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
(快げに笑ふ)かつら (おなじく笑ふ)わたしも天晴れお局樣ぢや。
— 岡本綺堂 『修禪寺物語』 青空文庫
ところが今度の帰国を幸い、縁辺の話を決定めたいという親類の意見から、暫く役目のお預りを願って、その空屋同然の古屋敷に落付く事になると、賑やかな霞が関のお局や、気散じな旅の空とは打って変った淋しさ不自由さが、今更のように身に泌み泌みとして来た。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
」 と、美しく艶なお局が、白く嫋かな手で、炭びつを取つて引寄せた。
— 泉鏡花 『妖魔の辻占』 青空文庫
其時、お局が、階下へ導いて下り状に、両手で緊と、曲ものの刀持つ方の手を圧へたのである。
— 泉鏡花 『妖魔の辻占』 青空文庫
作例 · 標準
例句