煽てる
おだてる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to flatter
文例 · 用例
南関の春祭はまた六騎の街に育つた羅漫的な幼児をして山に対する好奇心を煽てるに充分であつた。
— 北原白秋 『水郷柳河』 青空文庫
」「それもうちが先きに立つて、煽てるやうなことまで云ふのよ、あの寂しがりやさん!
— 牧野信一 『お蝶の訪れ』 青空文庫
煽てるわけぢやないが、親父以来君の心境は、フツキレてゐるよ……」「フツキレるツて、如何いふわけだ。
— 牧野信一 『「悪」の同意語』 青空文庫
さうして、組みついて来る弟を抱き絞めてグルグル振り回したり、倒しかけて又引き起したりしながら、煽てる為に「此奴は却々強いぞ。
— 牧野信一 『眠い一日』 青空文庫
飮仲間の父に對つてはいつも自分のことを賞めそやして、貴君は少し何だが、御子息はどうして中々のものだ、末恐しい俊童だ、精一杯念入にお育てなさるがいゝ、などと口を極めて煽てるので、人の好い父は全くその氣になつてしまひ、いよいよ甘く自分を育てた。
— 若山牧水 『古い村』 青空文庫
南關の春祭りはまた六騎の街に育った羅漫的な幼兒をして山に對する好奇心を煽てるに充分であつた。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
南關の春祭りはまた六騎の街に育つた羅漫的な幼兒をして山に對する好奇心を煽てるに充分であつた。
— 抒情小曲集 『思ひ出』 青空文庫
」「…………」「斯う云ふと変に君を煽てるやうだが、尤も君にはさういふ好さは解らないから困るが、俺、此間オブロモフといふ小説を読みかけたんだよ、その小説の初めの方にオブロモフといふ男の着物のことが書いてあるんだ。
— 牧野信一 『スプリングコート』 青空文庫