営利的
えいりてき
形容動詞
標準
commercial
文例 · 用例
ジャーナリズムのあらゆる長所と便益とを保存してしかもその短所と弊害を除去する方法として考えられる一つの可能性は、少なくも主要な新聞を私人経営になる営利的団体の手から離して、国民全体を代表する公共機関の手に移すということである。
— 寺田寅彦 『ジャーナリズム雑感』 青空文庫
文壇の外に出るということが言われているのであるが、抽象的な文壇はその人々の経済生活を支えるための出版活動をしていたというのではないから、執筆は従来も営利的な出版物の上にされていた訳である。
— 宮本百合子 『今日の文学の鳥瞰図』 青空文庫
しかしその場合ほとんどすべてが商業主義の出版と、営利的なジャーナリズムにたいして、文学・芸術の独自性を守ろうとしたことが動機です。
— ――新日本文学会における一般報告―― 『一九四六年の文壇』 青空文庫
ある種の文学者たち自身が営利的ジャーナリズムに関与しはじめたということのほか、今日どういうやりくりをしてか三百余種の文芸雑誌があるということを思えば『新日本文学』が紙のないためにあんな薄っぺらなものを間遠にしか出しえない事実は、私どもを深く考えさせます。
— ――新日本文学会における一般報告―― 『一九四六年の文壇』 青空文庫
このような編集ぶりはその後一年以上つづいて営利的な雑誌業者の利用するところであった。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫
けれどもその『女性改造』や『婦人公論』が僅か数年の命脈を保っただけで廃刊されなければならなかったというのは、折角純粋な目的をもって創刊されたこれらの婦人雑誌は、『改造』『中央公論』社なぞの営利的利害から見れば、儲けがすくなくて損になったからである。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
日本のように、明治以来、よろめきつつ漸々前進しつつある近代の精神を、精神の自立的成長よりテムポ迅い営利的企業がひきさらって、文学的精励、文壇、出版、たつき、と一直線に、文学商売へ引きずりおとしてしまう現象は、中国文学にまだ現れていないのではないだろうか。
— 宮本百合子 『春桃』 青空文庫
この事は一に少数の資本家と称する特権階級が、その利己的欲望の発露である資本主義的制度、営利的企業制度に由って私たち無産階級の生活を出来るだけ脅かしている所から発生する不祥な事象です。
— 与謝野晶子 『階級闘争の彼方へ』 青空文庫
作例 · 標準
そのジャーナリストは、営利的な記事よりも、真実を追求する姿勢を貫いた。
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慈善活動とは異なり、このプロジェクトは営利的な側面を強く持っている。
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彼の提案は、学生の学習機会を支援するという名目だったが、実態は営利的なビジネスモデルだった。
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営利的な目的で個人の情報を収集・利用することは、プライバシー侵害にあたる可能性がある。
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