楣
まぐさ
名詞
標準
lintel (lacking the grooves needed for a sliding door)
文例 · 用例
いや、冐險なんて下手な言葉を使ふから何か血なまぐさくて不衞生な無頼漢みたいな感じがして來るけれども、信じる力とでも言ひ直したらどうでせう。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
なまぐさい春のにほひがする。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
血なまぐさい軍服や、襦袢は、そこら中に放り出された。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
なまぐさい臭いが人々の立ち騒ぐ袖や裾にあおられて鼻を打つ。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
彼等が戦線からロシヤバーに帰って来る時、皮下の肉体にまで、なまぐさい血と煙硝の匂いがしみこんでいた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
死者の女房は、群集の中から血なまぐさい担架にすがり寄った。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
塔中秘事雪ふかきまぐさのはたけ、 玉蜀黍畑|漂雪は奔りて、丘裾の脱穀塔を、 ぼうぼうとひらめき被ふ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
これだけならば不思議はないのであるが、次の巻のいちばん初めのその人の句が「卵産む鶏」であって、その次が「干鰯俵のなまぐさき」である。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
作例 · 標準
古民家の解体中、立派な欅の木で作られた楣が出てきた。
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鴨居とは違い、溝のない楣は洋室の入り口のような構造になっている。
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玄関の楣の上に、魔除けのお札が貼られているのを見つけた。
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