繰り台
くりだい
名詞
標準
文例 · 用例
わたしも同じ沈黙の賑わいを感じ乍ら、ゆっくり台所をしたり本をよんだり、心から愉しいでしょう。
— 一九四四年(昭和十九年) 『獄中への手紙』 青空文庫
単に、そればかりでなく、舞台以外に、別に山と称するつくり台が設けてありました。
— ――花祭り解説―― 『山の霜月舞』 青空文庫
★ 翌朝二人は三枝子が彼女らの使用しうるどの部屋にも寝た形跡がないのに気がついたし、第一、由也の夜食に用意したものがそッくり台所の置かれた場所に在るのにも気がついたが、まだ二人はさのみ疑る心を起さない。
— その十一 稲妻は見たり 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
あとでゆっくり台所の元のひき出しへ返しておけばいい。
— 江戸川乱歩 『月と手袋』 青空文庫