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拑子

拑子
名詞
1
標準
文例 · 用例
医者が拑子を突つ込むと赤坊が踏まれた蛙ののどのやうにヒクツヒクツとなつた。
中原中也 医者と赤ン坊 青空文庫
一先づ拑子を引くと再び赤坊は此の世のものとしての苦しさうな表情となつて出来るだけ泣き喚き出した。
中原中也 医者と赤ン坊 青空文庫
そして赤坊の唾液で濡れた拑子を指先で挟んで持つてゐながら、母親が子供を揺りながら泣いたり、その子の瞳を見入つて一言二言狂気のやうに云つたりするのを「そんなにして俺が何が出来るものか」と思つて立つてゐた。
中原中也 医者と赤ン坊 青空文庫