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唐金

からかね
名詞
1
標準
bronze
文例 · 用例
店の次の間に大きな唐金の火鉢を出して主人がどっかり座っていた。
宮沢賢治 なめとこ山の熊 青空文庫
某が刀は違棚の下なる刀掛に掛けあり、手近なる所には何物も無之故、折しも五月の事なれば、燕子花を活けありたる唐金の花瓶を掴みて受留め、飛びしざりて刀を取り、抜合せ、ただ一打に相役を討果たし候。
森鴎外 興津弥五右衛門の遺書(初稿) 青空文庫
「やかましい、黙れ、乃公がこの破戸漢を敲き殺すんだ」岡本を睨みつけて、「野郎、出て往きやがれ、ぐずぐずすると敲き殺すぞ」 広巳は傍の唐金の火鉢に眼をつけた。
田中貢太郎 春心 青空文庫
いの一番に飛び出したのは真っ黒々の唐金のお釈迦様でした。
夢野久作 雪の塔 青空文庫
唐金色の薔薇の花、天日に乾いた捏粉、唐金色の薔薇の花、どんなに利れる投槍も、おまへの肌に當つては齒も鈍る、僞善の花よ、無言の花よ。
上田敏 牧羊神 青空文庫
垠の部屋へ来ている、気楽な田舎の隠居らしい夫婦ものの老人の部屋から碁石の音や、唐金の火鉢の縁にあたる煙管の音が、しょっちゅう洩れて来たが、つい隣の隅の方の陰気くさい部屋にごろごろしている一人の青年の、力ない咳の声が、時々うっとりと東京のことなどを考えているお増の心を脅かした。
徳田秋声 青空文庫
唐金の鍋に白みを掛けるようなもので、鋳掛屋の仕事であるが、塩酸亜鉛があれば鉄にも錫が着くと云うので、同塾生と相談してその塩酸亜鉛を作ろうとした所が、薬店に行ても塩酸のある気遣はない。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫
八 数寄屋橋の唐金の擬宝珠は、通行人の手ずれで、赭く光っていた。
直木三十五 大岡越前の独立 青空文庫
作例 · 標準
古寺の梵鐘は、見事な唐金製で、重厚な音を響かせる。
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彼は唐金の仏像に魅了され、その歴史について調べ始めた。
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博物館には、古代の唐金製の装飾品が数多く展示されていた。
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