阿鼻
あび
名詞頻度ランク #26869 · 青空 23 例
標準
Avici (lowest level of hell)
文例 · 用例
天空には星影一|點、二|點、又た三|點、風死して浪黒く、船は秒一秒と、阿鼻叫喚の響を載せて、印度洋の海底に沈んで行くのである。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
おそろしき大地震、大火の爲に、大都は半、阿鼻焦土となんぬ。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
「阿鼻焦熱の苦悩から、手足がはり、肉を切こまざいた血の池の中で、悶え苦んで、半ば活き、半ば死んで、生きもやらねば死にも遣らず、死にも遣らねば生きも遣らず、呻き悩んでいた所じゃ。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
自分がいままで阿鼻叫喚で生きて来た所謂「人間」の世界に於いて、たった一つ、真理らしく思われたのは、それだけでした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
あたりは忽ち阿鼻狂喚の巷!
— ――スウェーデンの殺人鬼―― 『死の接吻』 青空文庫
ただ吹雪に怪飛んで、亡者のごとく、ふらふらと内へ戻ると、媼巫女は、台所の筵敷に居敷り、出刃庖丁をドギドギと研いでいて、納戸の炉に火が燃えて、破鍋のかかったのが、阿鼻とも焦熱とも凄じい。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
ああ、硫黄の臭もせず、蒼い火も吹出さず、大釜に湯玉の散るのも聞えはしないが、こんな山には、ともすると地獄谷というのがあって、阿鼻叫喚が風の繞るごとくに響くと聞く……さては……少い女が先刻――(ここは地獄ですもの。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
そうと気づかぬうちに潜り込んできたクソ虫が暴れだして以来の阿鼻叫喚、血と涙の今日に至る日々を振り返って、このオレがもっとも不幸だったのは「やられた」と観念した瞬間だった。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
作例 · 標準
阿鼻について考える必要があります。
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阿鼻の意味を理解することが大切です。
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